【東ソー】2022年2Qの決算短信を読む
先日、東ソーの第二四半期決算が発表されました。
合わせて業績予想が下方修正され、株価が大きく下がっています。
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業績予想の修正に関するお知らせ
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4042/tdnet/2195846/00.pdf
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財務、売上、配当などを加味して良い銘柄を見つけたものの、そこまで深く考えずに購入した結果、今回の決算を受けて含み損からのホールドとなりました。
【2022年11月4日現在】
現在株価 | 取得単価 | 保有株数 | 含み損益 |
---|---|---|---|
¥1,515円 | ¥1,593円 | 150株 | ¥-11,700円 |
( ^ω^)「オワタ・・・」
根拠がないまま購入した戒めとして、実際に発表された決算短信を読んで備忘録として残したいと思います。実際に読み込んだ資料は公式HPのこちらから↓
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2023年3月期 第2四半期決算短信
https://c-hotline.net/docs/co/arc/VPEU3118/src/dl/tosoh221101_1.pdf
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【2Q】営業利益は前年同期比-31.1%減少
決算資料によると、営業利益が-31.1%と前年同期比で大きく減少しています。
原因としては、ナフサ価格の高騰によるところが大きいようです。
そしてナフサの価格推移は以下になります。赤枠で囲った部分が2Q中の価格になります。
( ^ω^)「いや、ナフサ高すぎない?」
2Q中にナフサ価格が過去10年で最高値をつけています。
まず、ナフサって何?という人(というか自分)向けにわかりやすい資料があったので、こちらをご覧ください。
原油を精製するとLPガス、ガソリン、灯油、ジェット燃料、軽油、重油、潤滑油、アスファルトなどが作られ、そのうちの一つがナフサになります。
当然ながら、ナフサの価格は原油価格と連動します。2月以降、ナフサ価格が急騰したのは、ロシアのウクライナ侵攻によって資源価格の需給が逼迫したためと思われます。
【2Q】セクター別売上高/営業利益
稼ぎ頭のクロル・アルカリ事業の営業利益が前年同期比で99.5%減少になるなど、非常に厳しい結果になりました。製品価格は上昇したものの、ナフサ等の資源価格の上昇分を補うまでにはいたらなかったようです。
業績下方修正の原因
クロル・アルカリ事業の悪影響が大きかったのか、業績を下方修正しています。
以下、抜粋です。
2021年度の営業利益が好調だった反面、2022年度は減益予想でしたが、今回の発表はさらにそれを下回る予想となりました。
【2Q】決算短信まとめ
- 通期業績見通しを下方修正(営業利益率の予想が前年同期比-42%)
- 円安により増収も、資源価格高騰(ナフサ等)が価格転嫁に追いつかず
- 稼ぎ頭のクロル・アルカリ事業が不調
通期業績見通しに大打撃を与えたナフサ価格高騰ですが、会社側は下期の予想として以下のレートを想定しています。
ナフサ価格が高止まりすれば、さらに利益を圧迫しますので継続して注意が必要です。
参考資料
原油価格が高騰している理由【2022年度3月最新】 | ファトマグ
ナフサ輸入CIF価格
国産ナフサ価格推移表 | 三協化学株式会社